疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山 / 疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)
甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の通称で有名な、風林火山。
風:攻めるべき時には風のようにすばやく。(疾(はや)きこと風の如く)
林:準備を整え、機会の来るのを林のように静寂整然と待つ。(徐(しず)
火:いざ侵攻するときは、火のように熾烈に。(侵(おか)し掠(かす)めること火の如く)
山:一度動くまいと決心したら、挑発され攻め立てられても、山のように落ち着いて、堅守する。(動かざること山の如し)
よくよく文面を見てみると、現代でも意味を置き換えれば使えそうな言葉ですよね。
例えば・・・
風:チャンスがあれば風のようにすばやく行動しよう。(疾(はや)きこと風の如く)
林:いつでも動けるよう準備を整えて、心に余裕を。(徐(しず)
火:行動すると決めたら最後まで全力でやり遂げる。(侵(おか)し掠(かす)めること火の如く)
山:どんと構えて、浅はかな考えで行動せず、最良の方法を考える時間。(動かざること山の如し)
私でしたらこんなふうに解釈して活かそうかなと思います。
皆さんも自分なりの風林火山を備えておけば、憂い無しかもしれませんね!