先日、「見えないものが見える川~奇跡の清流 銚子川~」という番組をみました。
それは、驚くほど透明で、コバルトブルーの神秘的な光景でした。
淡水と海水が出会う場所ではお互いの水が混じりあわず、水の中の上下で淡水と海水が分離しているという、光景が鮮明にみえる奇跡。
そんな清らかで・美しくて・何も語らずともうったえかけてくるような書がかけたら・・・
自分の新たな目標ができました。
※オリジナル作品のオーダーは、『こちらから』。
先日、「見えないものが見える川~奇跡の清流 銚子川~」という番組をみました。
それは、驚くほど透明で、コバルトブルーの神秘的な光景でした。
淡水と海水が出会う場所ではお互いの水が混じりあわず、水の中の上下で淡水と海水が分離しているという、光景が鮮明にみえる奇跡。
そんな清らかで・美しくて・何も語らずともうったえかけてくるような書がかけたら・・・
自分の新たな目標ができました。
※オリジナル作品のオーダーは、『こちらから』。
いつも、私の書道をお励ましいただいている、合気道の稽古を道と志す、Sさまからご依頼をいただいた1文字。
それは、伝統ある『江上流空手 日本空手道 天合會』さまの信念。
“遊びの中に学びがあり、遊びきる。”
その”遊”の揮毫でした。
天地人合一(天・人を対立するものとせず,本来それは一体のものであるとする思想,あるいはその一体性の回復を目ざす修養,または一体となった境地。)、よく武道にある対峙するということを出逢うという表現で稽古されている古来の良き武道精神を追求されている、江上流空手 日本空手道 天合會さま。
遊びきるという精神は、書道にも通ずる部分を強く感じたのですが、空手を意識した”遊”を書かねばとイメージを膨らませました。
実は、私の父も空手の有段者であり、その影響からか、私自身も無類の武道・格闘技好きでもあります。
父とよく空手の大会も観戦しにいくのですが、そこから感じたものもヒントとなりました。
“柔らかく動きのあるもの”というリクエストもいただいており、空手の優雅で美しい迷いのない蹴りをイメージして書き上げたものが、こちらの作品です。
Sさま・天合會の先生方にもお気に入りいただけ本当に良かったと思うとともに感謝の気持ちでいっぱいです。
※オリジナル作品のオーダーは、『こちらから』。
衝撃という言葉が好きです。
衝撃的な物・人・出来事、衝撃って人の心に残るんですよね。
衝撃って日本語だと結構しっくりこないことが多い気がします。
例えば、「あの人の作品って衝撃的だよね。」って表現だと、良い意味なのか悪い意味なのか分かりづらい。
では、衝撃を英語にすると、”インパクト”。
「あの人の作品ってインパクトあるよね。」って表現だと、良い意味の方がしっくりくる気がします。
作品って人の心を映し出すものだと思います。
人生は、良いことも悪いこともいろんな事がありますよね。
だから私は、衝撃的な作品を生みだしたいと思うんです。
※オリジナル作品のオーダーは、『こちらから』。
※オフィシャル ウェブショップは、『こちらから』。
いつも気さくに声をかけてくださるミュージシャンのSさん。
なんとなくFacebookを開いたときにポストされていた新曲。
その曲を聞いた瞬間に、その世界に引き込まれました。
激しくも心地よいサウンド。
1つ1つの音が心の奥に響いてくる言葉なき衝撃。
まさしくそれは、私にとってアート以外の何物でもありませんでした。
この曲から伝わってくるイメージを写し出したい。
そんな衝動に駆られ、「この曲のイメージを書かせていただけないでしょうか。」との私の問いかけにSさんは快諾くださいました。
書き上がった作品を「格好良い!」とおっしゃっていただいた時、音楽と書が共鳴したように感じました。
YouTube : Hokahey「Tah I New」
観て・聴いて・感じていただければこんなに嬉しいことはありません。
太陽の光できらきらと反射する水面。
静かな森に流れるせせらぎ。
コバルトブルーと緑がもたらす安らぎ。
心静かに落ち着ける場所。
いつもの部屋がそんな空間に変わる。
銀色のせせらぎを添えて。
こちらからご購入いただけます。→【せせらぎ】
昨日は、タイタンの学校の書道講義の初日でした。
熱心な受講者さんばかりで、真剣に取り組んでくださいました。
・書写・書道・習字の違い。
・スランプの時があったのか・その時の回避方法。
・書道以外に感銘を受けたものは。
など、他にも沢山の質問をいただきました。
芸人コースの受講者さんからは、私が課題に選んだ文字から早速”ネタ”をつくってくださり皆さんの前で披露。
笑い声も飛び交う楽しい講義となりました。
講義の動画の様子が、タイタンの学校オフィシャルFacebookページにアップされていますので、ぜひご覧くださいませ。
帰り際には、『楽しかったです。』『書道講義、またやりたいです。次はいつですか。』など嬉しいお言葉も沢山いただきました。
また、お忙しい中、講義に参加してくださった、太田光代社長にも心から御礼申し上げます。
炎を身にまとい、その涙は、癒しを齎し、血を口にすると不老不死の命を授かるという世界各地にて言い伝えられている伝説の鳥 “フェニックス” 。
その神々しい姿は、見る者を惹きつけてやみませんよね☆
私自身、小学生の時に、手塚治虫先生の “火の鳥” を夢中になって読んでいました。
古代エジプトの神話では、毎夕に沈み毎朝昇る太陽を象徴していたとされています。
伝説の鳥は、生活に欠かせない身近な存在だったのかもしれませんね。
火を纏った姿を絵ではなく、墨象でもなく、【字】で表現したいと思いその姿をイメージしながらさまざまな書体にて試作してきました。
余白の大空に羽ばたく草書のフェニックス(火の鳥)。
今度は、水墨画で書いてみようかと想像をふくらませています。
古来から伝わる日本妖怪って、海外の空想上の魔物とは違い、どこかクスッと笑ってしまうような外見であったり、ほっこりする物語のものが多い気がするのは私だけでしょうか。
こちらは、平家物語に登場する妖怪 鵺(ぬえ)。
猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇。
なんだか無茶苦茶な設定のような面白い発想ですよね。
『平家物語』の中では、下記のような物語として記されています。
平安時代末期、天皇(近衛天皇)の住む御所・清涼殿に、毎晩のように黒煙と共に不気味な鳴き声が響き渡り、二条天皇がこれに恐怖していた。
遂に天皇は病の身となってしまい、薬や祈祷をもってしても効果はなかった。
鳴き声で病になる…精神的にまいってしまったのでしょうね。
そこで弓の達人である源頼政に怪物退治を依頼し、鵺を打ち落し、すかさず猪早太が取り押さえてとどめを差した。
それにより天皇(近衛天皇)の病はたちまちにして回復、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜した。
物語としては、構成的にも素晴らしいと感じるのですが、鵺の姿かたちがユニークですよね。
そこで、鵺を漢字で姿としてイメージできる作品を書きたいなと思い、揮毫してみました。
行書・草書を用いて鵺・弓を甲骨文字にて添えて表現してみました。
なんだか面白い姿・逸話をもつ日本妖怪を調べたくなってきました。
次回、また日本妖怪が書に化けて登場するかもしれません😊
長い歴史の中でもともと存在してきたもののあり方。
その固定概念を壊していくということは並大抵の事ではないと思います。
そこには、葛藤・発想・構想・技術の習得から始まり、デザインに繋げていく。
何か1つを生み出すにはかなりの時間と労力、そして何よりも”強い意思”が必要になると思います。
伝えるツールとして、具象・抽象・文字、その他にも音などさまざまな方法があると思いますが、”伝える”という部分においては共通してるのではないかと私は感じています。
長い時間と失敗を重ねて生みだした新たな書の表現方法。
まだ私の知る限りでは見たことがありません。
ご高覧いただけますと幸いです。
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