フェニックス(火の鳥)

炎を身にまとい、その涙は、癒しを齎し、血を口にすると不老不死の命を授かるという世界各地にて言い伝えられている伝説の鳥 “フェニックス” 。
その神々しい姿は、見る者を惹きつけてやみませんよね☆

私自身、小学生の時に、手塚治虫先生の “火の鳥” を夢中になって読んでいました。

古代エジプトの神話では、毎夕に沈み毎朝昇る太陽を象徴していたとされています。

伝説の鳥は、生活に欠かせない身近な存在だったのかもしれませんね。

火を纏った姿を絵ではなく、墨象でもなく、【字】で表現したいと思いその姿をイメージしながらさまざまな書体にて試作してきました。

余白の大空に羽ばたく草書のフェニックス(火の鳥)。

今度は、水墨画で書いてみようかと想像をふくらませています。

日本妖怪

古来から伝わる日本妖怪って、海外の空想上の魔物とは違い、どこかクスッと笑ってしまうような外見であったり、ほっこりする物語のものが多い気がするのは私だけでしょうか。

こちらは、平家物語に登場する妖怪 鵺(ぬえ)。

猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇。
なんだか無茶苦茶な設定のような面白い発想ですよね。

『平家物語』の中では、下記のような物語として記されています。
平安時代末期、天皇(近衛天皇)の住む御所・清涼殿に、毎晩のように黒煙と共に不気味な鳴き声が響き渡り、二条天皇がこれに恐怖していた。
遂に天皇は病の身となってしまい、薬や祈祷をもってしても効果はなかった。

鳴き声で病になる…精神的にまいってしまったのでしょうね。
そこで弓の達人である源頼政に怪物退治を依頼し、鵺を打ち落し、すかさず猪早太が取り押さえてとどめを差した。
それにより天皇(近衛天皇)の病はたちまちにして回復、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜した。

物語としては、構成的にも素晴らしいと感じるのですが、鵺の姿かたちがユニークですよね。

そこで、鵺を漢字で姿としてイメージできる作品を書きたいなと思い、揮毫してみました。

行書・草書を用いて鵺・弓を甲骨文字にて添えて表現してみました。

なんだか面白い姿・逸話をもつ日本妖怪を調べたくなってきました。
次回、また日本妖怪が書に化けて登場するかもしれません😊

固定概念

長い歴史の中でもともと存在してきたもののあり方。
その固定概念を壊していくということは並大抵の事ではないと思います。

そこには、葛藤・発想・構想・技術の習得から始まり、デザインに繋げていく。
何か1つを生み出すにはかなりの時間と労力、そして何よりも”強い意思”が必要になると思います。

伝えるツールとして、具象・抽象・文字、その他にも音などさまざまな方法があると思いますが、”伝える”という部分においては共通してるのではないかと私は感じています。

長い時間と失敗を重ねて生みだした新たな書の表現方法。

まだ私の知る限りでは見たことがありません。

ご高覧いただけますと幸いです。

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風林火山

疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山 / 疾(はや)きこと風の如く、徐(しず)かなること林の如く、侵(おか)し掠(かす)めること火の如く、動かざること山の如し

甲斐の戦国大名・武田信玄の旗指物に記されたとされている「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」の通称で有名な、風林火山。

:攻めるべき時には風のようにすばやく。(疾(はや)きこと風の如く)

:準備を整え、機会の来るのを林のように静寂整然と待つ。(徐(しず)かなること林の如く)

:いざ侵攻するときは、火のように熾烈に。(侵(おか)し掠(かす)めること火の如く)

:一度動くまいと決心したら、挑発され攻め立てられても、山のように落ち着いて、堅守する。(動かざること山の如し)

よくよく文面を見てみると、現代でも意味を置き換えれば使えそうな言葉ですよね。

例えば・・・

:チャンスがあれば風のようにすばやく行動しよう。(疾(はや)きこと風の如く)

:いつでも動けるよう準備を整えて、心に余裕を。(徐(しず)かなること林の如く)

:行動すると決めたら最後まで全力でやり遂げる。(侵(おか)し掠(かす)めること火の如く)

:どんと構えて、浅はかな考えで行動せず、最良の方法を考える時間。(動かざること山の如し)

私でしたらこんなふうに解釈して活かそうかなと思います。

皆さんも自分なりの風林火山を備えておけば、憂い無しかもしれませんね!

ふるさと

今日は、日本女性の描かれた半懐紙に”ふるさと”の歌詞を。

シンプルかつ美しいメロディー。

けして、歌詞の内容のような場所や状況で暮らしていなくとも、どこか懐かしい幼少期の思い出がよみがえり”情景”が浮かび上がってくる歌ですよね。

この童謡(唱歌)が素晴らしいと感じるのは、1番・2番・3番とストーリーになっているところだと感じます。

今回、あえて3番を選んだ理由は、”志(こころざし)”をはたすときは来るのかという事。

書道は一生勉強だと思っているですが、何か目標を達成した時に、この詩の意味が見えてくるのではないかなと思い選びました。

月の見えない夜に

月を心静かに見上げている時、書きたい文字・言葉が浮かんできます。

私にとって月は何か包み込み心を落ち着かせてくれるような優しい存在です。

不思議なもので好きなものって、”なんで好きなんですか” と聞かれてもよくわからないんですよね。

月の見えない夜に浮かんできた言葉。

『月が綺麗ですね』

好きな人に伝える言葉を、こんなにも美しい言葉に例えた、夏目漱石の名言。

こういう感性を養いたいものです。

月の見えない夜に、月に願いを。

『タイタンの学校』の書道講師を務めさせていただく事になりました。

あの爆笑問題が所属するタイタンの太田光代社長が学校を開校。

この度、書道講師を務めさせて頂く事となりました。

「自分の可能性を探すこと、見つけること、挑戦すること」

をコンセプトに掲げたタイタンの学校

「芸能コース」と「一般コース」の2つのコースがあります。

私が務めさせて頂く書道の講義は、どちらのコースの受講者様にもお受け頂ける講義となっております

TVやメディアにてご活躍されていらっしゃる皆様もご存知の先生方と同じ学校にて講義させて頂ける事は本当にありがたい事だと感じています。

タイタンの学校を通じて、皆さんの未来の可能性に繋がる楽しい書道をお届けしてまいりたいと思います。

書を奏でる

音を奏でる友人が多い私。

一緒に想いを奏でられたら…と思っていた時に、そっと頂いた言葉。
『奏でるように書いて欲しい』
目に見えるものも、見えないものも感動というフィルターを通して人の心に響き渡る。
心に響く音のように…私は書を奏で続けます。

真筆(肉筆)の手本

お手本のご依頼をいただいた際に頂戴したご依頼主さまのお言葉。

「子供に印刷のお手本ではなく手書きのお手本がほしいのです。」

※ご依頼主さまのお言葉をそのまま引用。(許可をいただいております。)

きっと、ご自身が書道に親しまれてきたではないでしょうか。

『筆使い・線の強弱・リズム』これらは、真筆だからこそ感じることのできるものであると存じます。

もちろん、手軽に書道を始めるには、印刷物のお手本も良いかと思いますが、書道に興味がある・書道を始めてみたいという方には、是非、真筆の作品に触れてみてほしいと願います。

揮毫させていただいた”希望”の文字の通り、書道の未来に希望を感じるご依頼ありがとうございます。

青い地球

時を刻みながら、回り続ける地球をイメージして揮毫した作品です。

日が沈み寝静まってもけして止まることのない地球にはやがて朝が訪れる。

当たり前のことですが、当たり前のことが難しい。

この、わずか1mmにも満たない”繋がり”が人と人との絆・明日への希望に繋がりますように。