日本妖怪

古来から伝わる日本妖怪って、海外の空想上の魔物とは違い、どこかクスッと笑ってしまうような外見であったり、ほっこりする物語のものが多い気がするのは私だけでしょうか。

こちらは、平家物語に登場する妖怪 鵺(ぬえ)。

猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇。
なんだか無茶苦茶な設定のような面白い発想ですよね。

『平家物語』の中では、下記のような物語として記されています。
平安時代末期、天皇(近衛天皇)の住む御所・清涼殿に、毎晩のように黒煙と共に不気味な鳴き声が響き渡り、二条天皇がこれに恐怖していた。
遂に天皇は病の身となってしまい、薬や祈祷をもってしても効果はなかった。

鳴き声で病になる…精神的にまいってしまったのでしょうね。
そこで弓の達人である源頼政に怪物退治を依頼し、鵺を打ち落し、すかさず猪早太が取り押さえてとどめを差した。
それにより天皇(近衛天皇)の病はたちまちにして回復、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜した。

物語としては、構成的にも素晴らしいと感じるのですが、鵺の姿かたちがユニークですよね。

そこで、鵺を漢字で姿としてイメージできる作品を書きたいなと思い、揮毫してみました。

行書・草書を用いて鵺・弓を甲骨文字にて添えて表現してみました。

なんだか面白い姿・逸話をもつ日本妖怪を調べたくなってきました。
次回、また日本妖怪が書に化けて登場するかもしれません😊

suihou Ichikawa
Japanese Calligrapher|書家|墨象アーティスト 市川 翠峰 (いちかわ すいほう) 7歳より書道師範である両親の指導のもと、書を始める。その後、書道師範・書道教授免許を習得。 書道団体 漢字部門にて十数回に及ぶ賞を受賞し現在に至る。 書道指導・作品展でのゲスト講演・社名・店名・道号・名刺・タトゥーデザイン等、多数手掛けている。 また、書の分野だけに留まらず様々なアーティストとも交流を深め、伝統を重んじながらも ”斬新”を志し生きた線を書くことを心がけている。 "タイタン" の学校 書道講師

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